2024/4/13 (土)瀬戸内町海を守る会、(一社)奄美せとうち観光協会主催による「古仁屋港クリーン作戦」と「海開き」が行われました。
今回のクリーン作戦に多くの関係者・団体の皆さんからの協力もあり130名余りの方が参加してくださいました。
水中班、地上班と別れた後は、瀬戸内町のダイビングショップのダイバーさん達が海中ゴミを回収し陸班が引き上げ、子供達は港周辺を歩き軍手やトングを装備して落ちているゴミを拾ってくれました。
そして今回「奄美せとうち海っ子クラブ」(予定も含む)の高校生26名も参加して、共に古仁屋港から瀬久井港まで移動しながら清掃活動を行いました。
今回初めてクリーン作戦に参加した古仁屋高校の新一年生(古仁屋出身)が「思ったよりもゴミが多かったのが少し残念だった。今まであまり関心を持ったことはなかったけれど、これを機に瀬戸内町の環境を守る事について考えていきたい」と感想を語ってくれました。
午後からは場所をヤドリ浜に移し、ビーチクリーンをした後、海開き式を執り行い古仁屋高千穂神社の昇宮司による安全祈願がなされました。
例年は海開き式を旧暦3月3日(サンガツサンチ)に行いますが、今年は平日(4/11)で高校生の参加が難しかったので、13日(土)に執り行いました。
海開き式が終わるや否や高校生達は海へ!子供たちのはしゃぐ笑い声!青春を謳歌していました。
閑話休題
地域留学生として古仁屋高校に入学した生徒が、クリーン作戦と海開きを振り返って「奄美は海がめっちゃ綺麗で景色も良くて最高!まだ奄美に来て1週間だけど今日を合わせてもう4日も海で泳いでいます」
と感想を述べてくれました。
この調子だと年の半分は海に入ってそうですね笑
もう一人の地域留学生は、ヤドリ浜でのビーチクリーンを振り返り「島の海はとても綺麗で好きだけど、マイクロプラスチックゴミなど、意識して目を留めないと分からないゴミが多いのが少し残念だった。自分は環境問題に関心があるので調べていきたい」と語ってくれました。
1日生徒たちに同行して清掃活動を見守りましたが、瀬戸内町は外洋に面しているので多量のゴミが海岸に流れ着きます。
その一方で、明らかに住民が捨てた・放置したということが分かるゴミが街の中にあるという現実も目の当たりにしました。
瀬戸内町に来町する方々や瀬戸内町に住む私たち1人1人の意識の向上・啓発や、海洋ゴミの処理・活用など課題はたくさんあります。
この現実と課題から目を背けずに向き合い、今できる最善の行動を取り次世代の子供達が、自分の生まれた瀬戸内町に胸を張って自慢できる環境を大人達が遺さなければならないな…と改めて感じました。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
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